タグ別アーカイブ: 中小企業診断士

創業の心得についいて 中小企業診断士

米国では、優秀な学生は就職せず、起業する例が少なくありません。

ところが日本では、優秀な学生は医師など特殊なケースを除いて、公務員になるか、一般一流企業に就職することが通常となっています。ところが会社の規模に関わらず、宮仕えがいやになって独立したいと考える人もいます。また、学校を卒業して、宮仕えが嫌で独立して何かをやってみたい人も多くいます。創業相談に来る方の多くは、夢は大きいが、独立すると生活が成り立つのだろうかと思われる方が少なからずいることも事実です。独立創業資金の貸出制度は豊島区にもありますが、安易に独立しようと考える人の多くは、その業界を少しは知っているが、それほど深い人脈もなく、自己資金を用意していない人も多いのです。各区や東京都には創業資金貸出制度があり低額な金利で融資を受けることができます。しかし、その業界を聞きかじったぐらいでは、安心できません。資金の貸し出しには信用保証協会の保証をつける必要がありますが、そのためには必要資金の半額程度の自己資金は準備しておきたいものです。また、その業界経験が1年以上あることも、貸出要件となっています。少子高齢化の時代新規企業が増えることは国も望んでいますが、このようなハードルがあることも知っておきましょう。

中小企業診断士についての情報は
豊島区中小企業診断士会
認定支援機関:NPOとしま創業ネットワーク

相談会日程はこちらです。
相談会日程

お客様の喜ぶ様子を想像してみましょう 中小企業診断士

お客様の喜ぶ様子を想像してみましょう

小売店の経営者とお話ししている中で、こんなやりとりになることがよくあります。このお店はどんなお客さんが多いですか、どんなお客さんにもっと来てもらいたいですか、と問いかけると、いやぁ、いろいろですね、いろいろな方に来てもらいたいです、と。問いかけ方がよくないのかもしれませんが、これに明確に答えてくれるお店はだいたいうまくいっています。
どういうことかというと、これがわかっていると、品揃えや店づくりがしっかりしてくるからです。もちろん思いつきでやっていてもうまくいく場合があります。でもうまくいった理由を振り返ることができれば、思いつきが偶然ではなくなります。
ご贔屓にしてくださるお客様をよく観察しましょう。どういうところを気に入っていただいているのか、どんなふうに当店の商品やサービスを利用するつもりで来られたのか、どんな期待で当店に来られたのか。それに合わせて品揃えや店づくりを見直してみましょう。目をつむって石を投げるよりも、的を見て投げるほうが当たる確度は高くなるでしょう。でもすべてのお客様の期待に一度に応えることはできません。どこから手を付けるか優先順位の問題です。ですからご贔屓のお客様から考えてみるのです。
そうすることによって、お店のカラーが出てくる、それがお客様に伝わりやすくなる、同じ好みの新しいお客様が訪れる、と好転していくのではないでしょうか。

中小企業診断士についての情報は
豊島区中小企業診断士会
認定支援機関:NPOとしま創業ネットワーク

相談会日程はこちらです。
相談会日程